
経済産業省は、革新的な製品開発、サービスの創造や地域貢献・地域経済の活性化等、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者・商店街の取組事例を「がんばる中小企業・小規模事業者300社」及び「がんばる商店街30選」として選定しました。

我が国の事業者の99%を占める中小企業・小規模事業者は、地域経済と雇用を支えていることに加え、我が国の国際競争力と経済活力の源泉です。
また、地域コミュニティの担い手である商店街は、地域の魅力を発信し、地域の活力を向上させる要の存在です。
そこで、今般、経済産業省では革新的な製品開発やサービス創造、地域貢献・地域経済の活性化等、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者・商店街の取組事例を「がんばる中小企業・小規模事業者300社」及び「がんばる商店街30選」として選定することとしました。これを広く周知することで、選定された事業者等の社会的認知度や労働者等のモチベーション等の向上を図ることに加え、後進の育成も目的としています。
事例の収集に当たっては、中小企業基盤整備機構、日本商工会議所、日本政策金融公庫、全国中小企業団体中央会、全国商工会連合会、商工組合中央金庫、全国 商店街振興組合連合会及び各経済産業局からそれぞれ推薦をいただき、伊丹敬之委員(東京理科大学大学院イノベーション研究科長)、石井淳蔵委員(流通科学大学 学長)を中心とする外部有識者によって厳正に審査いただいた上で、中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会(鶴田欣也分科会長)において選定しました。

感謝状と共に贈呈された「盾」には、
茂木大臣の書で「自我作古」とあります。
意味は以下のとおりです。
“これは「我より古(いにしえ)を作(な)す」と訓み、中国の『宋史』に見られる用語であるが、
これから自分がなさんとする事は前人未到の新しい分野であるけれども、予想される困難や試練に耐えて開拓に当たるという、勇気と使命感を示した言葉であろう。”
[出典:慶応義塾ホームページより]

強みである精密金属加工と企業文化である美しいものづくりの融合を顧客価値とした製品を提供。独自技術である『ザラツ研磨』などの技能伝承に力を入れ、MADE IN FUKUSHIMAの価値を発信している。

1921年創業の同社は、精密金属加工(腕時計ケース、完成時計、精密部品加工)、めっき表面処理(プラスチックめっき、基板めっき、イオンプレ-ティング、特殊陽極酸化処理)、各種機器装置の OEM 生産、省力化装置、産業用ロボットシステムなどの設計から製造、の3事業を基盤として医療機器及び成形外科用インプラント器具等の製造及び自動車部品への事業展開を図っている。

同社の創業事業である腕時計ケースには精度のみならず高い質感と仕上げの美しさが求められている。国内唯一の専業メーカーとして高精度な冷間鍛造技術及び究極の鏡面研磨技術を保有。
新要素技術として、特殊陽極酸化処理(ALアドバンス)は厚膜高硬度のアルマイト処理、窒素吸収処理(ピュアブライト)はニッケルフリ-フェライト系ステンレス材にオーステナイト系と同等以上の耐食性とマルテンサイト系以上の硬度を付与する画期的技術の開発に力を入れている。